今年から、20数年ぶりにピアノレッスンを再開。面白いのは、ピアノの教え方・弾き方が、この歳月で変化していること。継続してたらわからなかっただろうなぁと。ベートーヴェンもショパンも楽譜は不変(当たり前)なのに、弾き手は常に試行錯誤しているということ。
ピアノのアレクサンダー・テクニークを理解したいなら、オススメ本
ピアノの弾き方については”アレクサンダー・テクニック”が、どうやら新しいようで。数冊読んだなかでも、本著は抜群にわかりやすかったので、おすすめです。
ピアニストのためのカラダの使い方バイブル ~アレクサンダー・テクニークを取り入れながら対面レッスンで学ぶのが近道でしょうか、まず文献漁りしちゃうのが、活字中毒の悪い癖(PRパーソンとしては、動画でも情報収集するべく行動を変えたい)
アレクサンダー・テクニークとは?
「知らないうちに身についてしまった体の使い方の無駄を除くことで脳と身体を再教育する」という考え方や技法のことを「アレクサンダー・テクニーク」といいます。
アレクサンダー・テクニークを使うことによって、さまざまなパフォーマンスの質が向上、また、体の使い方が原因で起きている痛みや疲労などが軽減することも実証されています。
著者:伊東佳美さんは、長年ブログで発信されてきた方
骨格や関節、筋肉のしくみを知り、自分の身体で実感し、本来の動きやすさを取り戻すというのは、大好きなピラティスと通じる部分が多い!「身体の機能と努力の方向性を合わせる」という考え方は、すんなり理解できた(つもり)。
ただ、「ピアノを弾く」のに重要な部位、特に肘、手首、指の使い方は、ピラティスでは全くやってないので修正されてないし、「ピアノを弾く」こと自体に長年の癖が染み付いているので、じっくり取り組むしかないです。レッスンのたびに「手首の力を抜く」と言われる理由はわかったので、「とにかく脱力」&「より大きな筋肉を使う」で、現在練習中のベートヴェンのソナタの早期完成を目指します!
ハノン不要!とは思いませんが、正しいイメージで練習しよう、ということ。
20年間、毎日8時間ピアノの練習をしていたという著者、プロローグでこのように書いています。
「指は鍛えれば強くなる」を信じ、ハノンをはじめ基礎練習も日課でした。しかし、どんなに努力しても、細くて関節が柔らかくしなる私の指が、太くしっかりすることはありませんでした。
はじめは「身体の使い方」がピアノと関係あるのか半信半疑でしたが、レッスンで衝撃を受けました。練習してもうまく弾けなかったところが、すぐにその場で、うまく弾けます。
ハノン、、、私もやってましたが、面白みのない反復練習曲が、ぎっしり詰まった曲集です。指が動くのは大事だけど、それだけじゃない、というのは、あの頃は知らなかったなぁ。。。そういえば、ウチの娘のピアノのレッスンには、ハノンもツェルニーも全く出てこない様子。好きなゲームのBGMの楽譜が検索すれば見つかって、それをどんどんダウンロードして弾く様子にも、数十年の歳月を感じます。
「20数年ぶりにピアノのレッスン再開してみたら‥楽譜は不変、レッスンは変化。書評「ピアニストのためのカラダの使い方バイブル~アレクサンダー・テクニークを取り入れながら」」への1件のフィードバック