新しいキャリア論「マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法 」

「スペシャリストにならなくちゃ!」というプレッシャーを感じてる人にとって、救いになりそうな一冊。「ナリワイをつくる〜人生を盗まれない働き方」と同種の「色々やってみよう!」って感じがよい。

「天職が見つからない」「中途半端で飽きっぽい」「何をやっても長続きしない」――この本は、こんな風に毎日悩んでいるあなたにこそ、読んでほしい1冊だ。

大反響を呼んだ著者のTEDトーク「天職が見つからないのはどうしてでしょう?」

550万回以上再生のTEDトークから生まれた、新しいキャリア論

このTEDトークの大反響をきっかけに、生まれた本書。動画の通り、著者は「マルチポテンシャライト」という働き方を広める活動をしています。

「マルチ・ポテンシャライト」とは、さまざまなことに興味を持ち、
多くのことをクリエイティブに探究する人を指す言葉で、
「自分の好きな複数の分野で活躍することができる才能」を持つ人のこと。

音楽、アート、映画制作、法律など異なる分野に熱中しては、飽きてしまう自分について、著者はずっと悩んでいたそうです。でも、動画でも本書でも、自分の強みに気づいた著者は迷いがなくなった様子。「マルチポテンシャライト」だからこその、幅広い知識、創造性、適応力などを自覚し、仲間を増やすことを楽しんでいるようです。

豊富なワークで、自分の棚卸しに最適

目次はこんな感じ

◎「天職は一つ」とは限らない
◎「1万時間の法則」なんてうそっぱち
◎世界を変えていくのは、マルチ・ポテンシャライトだ
◎マルチ・ポテンシャライトの4つの働き方(ワークモデル)
◎パートタイムこそ「夢の仕事」である
◎「ほどよい仕事」が自由をもたらす
◎興味を一つずつ掘り下げたいマルチ・ポテンシャライトもいる
◎マルチ・ポテンシャライトが抱えがちな4つの不安
◎「成果ゼロの日」のためのとっておきの対処法
◎マルチ・ポテンシャライトであることは、立派なアイデンティティだ

「マルチポテンシャライト」というのがどんな人か、という前半部分も面白いですが、後半は、興味を持っているもののリストをつくり、なぜそれを好きかを深堀したり、「完璧な1日」を具体的に書き出してみる、といった様々なワークを通して、自分がどのタイプの「マルチポテンシャリスト」か、どんなキャリアが自分にとって心地よいか、を整理できます。

ちなみに、「完璧な1日」を思い描いてみる、というワークはとても楽しいのでおすすめ。私の「1日」も早く実現させたいな〜

マルチポテンシャライトは4タイプ

マルチポテンシャリストは本書では4つに分類されており、それぞれのタイプ別にアドバイスもあったり。

  • グループハグ・アプローチ=一つのプロジェクト・職場の中でいくつもの役割を担い、いくつもの分野を行き来できること。
  • スラッシュアプローチ=パートタイムの仕事やビジネス(専門的で、ニッチなもの)をいくつか掛け持ちし、その間を日常的に飛び回っていること
  • アインシュタイン・アプローチ=生活を支えるのに十分な収入を生み出し、ほかのことをやれる時間とエネルギーも残してくれる、ほどほどのフルタイムの仕事に携わること。安心感とライフワークの両立。
  • フェニックス・アプローチ=ある業界で数ヵ月、もしくは数年働いたあと、方向転換して、新たな業界で新たなキャリアをスタートさせること

ちなみに私は、まさに「スラッシュアプローチ」型ですね〜。やりたいことに色々手を出せて、融通がきく、ひとつのことに縛られない、ということが、今の私にとってはとても大事です。

裏返せば、副業・復業に向く人ばかりではない、ということでもある

根っこはスラッシュ・アプローチ型の私ですが、「PR&マーケティング」というキャリアの軸を明確に持てたことは、やっぱり得難い財産でありがたいです。「自分が何者か」を言えないというのは、求職市場においてやっぱり難易度はあがりますよね。今は、フリーランス として名刺が何枚もあって、時と場によって違う肩書、違う仕事をするのがとても快適。スラッシュ・アプローチ万歳(笑)。

本書曰く、マルチポテンシャライト向けのキャリア論はこれまでになかったとのこと。つまり「そんな毎日、ありえない!」という人が多数派であることに、意識的でいようと、改めて思いました。。。フリーランスはフリーランスと交流しがちなので、気をつけなければ。

ちなみに、本筋とはずれますが、本書では、スペシャリストになれない苦悩、プレッシャーがとても強く描かれており、日本は「就社」アメリカは「就職」という言葉もある通り、アメリカの方が「何ができるか?」ということに非常に厳しい社会なのだろう、とも感じました。

さて、フリーランスとしては、絶賛”ナリワイ”拡大中。もっともっとスラッシュ増やしていきたいな。PRという仕事自体も、メディアとともにどんどん変わる仕事なので、立ち止まってる暇はない!!

マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法posted with ヨメレバエミリー・ワプニック/長澤 あかね PHP研究所 2018年08月21日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

<多様なキャリアに関連する過去投稿>

「ナリワイをつくる〜人生を盗まれない働き方」

「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」

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