フリーランス必読の一冊!「クリエイターのためのセルフブランディング全力授業」著者 青山裕企

写真家によるセルフブランディング指南書。”働き方改革””フリーランス”なんて言葉が出てくるずっと前から、フリーで活動してきた写真家やイラストレーターなど、いわゆる”クリエイター”の皆様。「彼らの営業術をちょっと拝借!」と軽く手に取りましたが、なんとなんと!内容も編集も非常に素晴らしい一冊です。今後、個人で活動する全ての人への「お勧め本」として推奨したいと思います。!

クリエイターのためのセルフブランディング全力授業

著者 青山さんはどんな人?

著者は、活躍されている写真家。写真集は多数出版されており、セルフブランディング本も二冊目。

私は十数年にわたり、写真業界というクリエイティブな海原を、フリーランスという立場で、何とか泳いできました。今年で、40歳になります。

「ソラリーマン」「スクールガール・コンプレックス」などの作品を発表する一方で、吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈といった時代のアイコンとなる女優の写真集、CDジャケット、広告の分野でも活躍する。

王道のブランディングを”タグ付け”でとっつきやすく!

本書は、写真や絵、音楽など芸術系クリエイターだけに向けたものではありません。実は、ライターや建築家、さらにはプランナーや、私のようなマーケターまで実に幅広い。

大きな仕事を手掛けている著者ですが、セルフブランディングについては、とても汎用性あり、誰にでも応用できるものです。実績や受賞歴、スキルなどではなく、とにかく自分の価値を自分で気づき、それを戦略的に組み合わせ、伸ばし、アピールしていこうと、書かれています。

まさに”ブランディング”なのですが、本書では、それを、”自分にタグ付けする”など、とても実践しやすいノウハウが、授業のようにわかりやすく解説されています。

「セルフブランディング」のスタートは、自分自身について考え、自身の価値に気づくことです。当たり前のことを言いますが、人はみな違います。人はみな個性的です。自身や才能や実績のあるなしにかかわらず、あなたにしかできない表現は必ずあるのです。

本書では、自分の価値に気づくこと、その価値を多くの人に伝えること、その結果として末長くクリエイターとして「食べ続ける」ための戦略について書いていこうと思います。

インスタにずらっと並んでいるタグ。あれくらい気楽に、細かいことでもいいので、たくさんの自分の「タグ」を書き出し、分類します。分類は大きく分けて以下の4つ。

・A基本情報(アイデンティティ)タグ

・B職能(クリエイターズ・パワー)タグ

・C履歴書(パーソナリティ)タグ

・D人の視点(インプレッション)タグ

この4分類を、著者はさらに細かく分け、関連づけたり、優先順位つけたり(パワータグ、プッシュタグ)してシンプルに仕上げていくのですが、この分類の仕方が非常によくできてるんです。仕事に関係なくても大好きなことは、Cの履歴書タグに入れられるし、これからチャレンジしたい目標は、Bの職能タグにいれて宣言しておく、などなど、著者が自分を伝えることに長年真剣に取り組まれてきたことがギュギュっと凝縮されていてる感じ。長年工夫してきたんだろうなぁ、と。

貴重なノウハウを惜しげなく共有してくれて、ありがたいです。

セルフブランディングを営業に生かす!

自分タグ分析でセルフブランディング の方向性が見えてきたら、あとは発信あるのみ。わかっちゃいるけど、躊躇しますよね。。。

このご時世、大きな声で発信しないと、誰にも届きません。発信とは、作品や仕事をリアルやウェブで発表し、人に見せることです。

とにかく他人に見せないと、何も伝えることができません。誰にも届きません。もちろん、仕事などのオファーが来ることもないのです。

名刺・ポートフォリオ(作品集)・ウェブサイト(静的・動的)と営業ツールの3種の神器を作り、いつでもどこでも誰にでも見せられるようにすること。が著者が推奨する営業活動の準備。それぞれのツールの具体的な作り方、それをリアルやウェブでどうやって活用するか、についてまで、とても丁寧に説明されています。

”全力授業”の名の通り、著者が本気で実践し、成果を上げてきたことだけが書かれているので、とにかくやってみたくなるんです。やる気が出ます!

SPECIAL LESSON、8名のクリエイターの経験談も読める

本書を、読み物としても、授業としても、さらに素晴らしいものにしているのが、コラム的に挿入されているSPECIAL LESSON。8名のクリエイターとの対談なのですが、その人選がこれまたよい。株式会社コルク佐渡島庸平さんから、モテクリエイター菅本裕子(ゆうこす)さん、オリラジ中田敦彦さんなど有名人から、知る人ぞ知る写真家やクリエイターの皆さんまで、セルフブランディングもそれぞれで、実践例として、目指すべき目標として、などいろんな読み方ができます。青山さんがインタビュー上手で、対談自体がとても深い内容に踏み込んでいて、おもしろかったです。

編集の方もきっと素晴らしいお仕事されたんでしょうね〜。いやいや、良い本でした。

私はフリーランスPRとして活動していますが、広報、PR、パブリシストなど肩書きだけでは、仕事内容が伝えにくく、わかりやすく説明する必要性は日々痛感しています。広報以外の分野の仕事ももっとやりたいし、趣味のピアノや韓国語も、そのうち仕事と繋がるといいな、と思ってます。タグ付したら、いろいろ解決、一歩前進できそうです。

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