2021年1月読書:BtoBマーケ、文系AI人材、リアルタイムマーケ、みずほ銀行システム統合、マークベニオフ、内戦の古代史、不自然な宇宙

先月は、久々に本の山を崩すように読みました。仕事関係だけでなく、宇宙とか歴史とかも読めて満足。さて振り返りましょう!

今月のNo.1

BtoBマーケティング偏差値

1月の私のNo.1はこの本でした〜!MA(マーケティングオートメーション)導入をミッションとするコンサルの方が著者なので、本書は全編”MAツールの啓蒙”ではありますが、それをわかっていても、本書に書かれるツールを使いこなせない日本の企業の姿が、自分の挫折体験もあいまって、既視感ありまくりで!!

”サブスク型”と”エンタープライズ型”と二極化しているBtoBマーケティングのうち、”エンタープライズ型”に的を絞っているだけでも珍しい本だし、「あるある」エピソードも満載です。

例えば「俺の客問題」と著者は呼んでいるのですが、

ツール入れるのは勝手だけど、「俺の客」にはツールを使ってメールしたり電話したりしたら許さん!

みたいな部門の縦割り、従来手法へのこだわりなど、ありがちですよね。ただ、商談単価が高い商材では、経験豊かな担当が顧客ごとに対応する必要があるのも事実です。

日本の営業はハイタッチセールス(既存顧客への既存製品の販売)は世界一うまい、でも、新市場獲得、新製品販売という「新」分野への進出ができない、というのが著者の見立て。そのためには、「有能な営業担当」だけではなくデジタルツールの力が必要だ、ということです。

「なんかツール入れなきゃなー」と思っている方々、ぜひ自社の状況と重ね合わせて読んでみてください。

今月のNo.2

文系AI人材になる

AIとの共働きスキルを身につけるための本。「AIはExcelくらい誰もが使うツールになる」から、AIを作るためのプログラミングスキルでなく、AIを使いこなすための企画力やプロジェクトのプロセスなどを知ろう、という内容です。企画も編集も素晴らしい良書でした。

その他、1月読んだ本達

どの本も誰かのお勧め本だけあって良書ぞろい。テーマに興味あれば読んで損なし!

リアルタイムマーケティング

翻訳版が2012年出版、ということは原書の出版は10年前くらい。その頃は「こんな忙しいことやってられるか〜!」と、読者は驚いたかもしれませんが、まさに、いまは本書に書かれたままの「リアルタイムマーケティング」の時代です。

誰よりも早く情報をつかむこと、それが報酬につながる

スピードと機敏さは今日、競争優位の決め手としてかつてなく重要になっている

メディア対応、株価など市場、製品開発、顧客とのつながりなど、全てにおいて、人より1秒でも早く反応する。SNS、Youtubeなど、最適なツールでリアルタイムに対応することをメリットを、さまざまな事例とともに強調しています。

読んでるだけで、忙しい気分になる本です。これが現実なんですが、まあ、ほどよく付き合うしかない、ですね。人間だもの。。。

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年間

「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれた史上最大級のITプロジェクトに関する本。これずっと読みたくて〜、やっと読めた。もはや、怖いもの見たさで読んだけど、やっぱり怖かった。

致命的なシステムダウンしたから負の遺産を精算できたということ、8年4000億円もシステム刷新にかかっていること、、、

内容もおもしろかったですが、本書をまとめた「日経コンピューター」というメディアの取材力、筆力、提言力にも感動しました。

内戦の日本古代史

中世になるまで、日本は大虐殺がない、世界でもまれな国、平和だったんだよ、という本。良い方に世界でも珍しいと言われると、古代でもなんでも誇らしい気分になってしまう。反射的に嬉しくなるんだから、なんか根深い感情ですね。

武士が台頭してきた途端、ものすごい残虐になって、たくさん人も死ぬようになったんだそうです、世界の古代史との対比みたいな広がりがあり、新たな視点を得られた本でした。

トレイルブレイザー

セールスフォースの創業者、マーク・ベニオフ氏の自伝でもあり、セールスフォースが目指す世界を解く本でもあり。ベニオフ氏は、日本オラクルの立ち上げにかかわり、来日経験豊富、奥さんも日本人だそうです。シリコンバレーの有力者、起業家界隈ではよくお名前を聞く方です。

アクティビストCEOと呼ばれるほど、企業が本気で社会を変えると信じて、発言し行動する方、でももちろん葛藤もある、そこが面白かったです。

ビジネスは世界を変えるための最良のプラットフォームである

2020年6月出版の翻訳版への読者向けメッセージには、コロナ禍のなか、世界中の自社のコミュニティを守る、レイオフをせず、メンタルヘルスやマインドフルネス・プログラムなどを提供する、医療従事者への支援をするといった、最新の考えも追記されていました。

不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか?

宇宙の果てとか始まりなどなどを、物理学の最新知見で真剣に考える本。マルチバースなど難解な概念を、こんなにわかりやすく解説できるなんてすごい!宇宙テーマは研究がどんどん進んでいるので、読むたび「へぇ〜」となりますね。

正解を知り得ない問いを真剣に考え続ける体力、気力、情熱、、、研究者って素晴らしい。

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