書評『「稼ぎ方」の教科書』

田原総一郎氏と8人の若手経営者の対談本。


フローレンスの駒崎さんや、ストライプインターナショナル(earth,music&ecology)の石川さんなど、名前や事業内容を聞いたことのある方でも、全く新しい一面や、魅力的な経歴、失敗も含めたキャリアの足跡を引き出していて、田原さんの質問力、というのは本当にすごい。人選も面白かった。

人としては社会起業家の牧浦土雅さん、という方が22歳にして、途上国でのビジネスのチャレンジ経験、実績が豊富で、これからが楽しみ。田原さんの牧浦さん評が、月並みな言葉が並んでるようで、彼のキャリアを知ると、まさに!と思わざるをえない。

日本で終身雇用がなくなるのは時間の問題。・・・つまり今後は、「大企業がいい」という就職活動に将来性はあまりないということなんだ。それに代わって大事になるのは「自分が何をしていきたいか」ということ。牧浦さんの生き方はまさにそれを体現したようなものであり、だからこそ新しくて魅力的でおもしろいんだと思うよ。

私も日々チャレンジし続けねば、と起業家たちの遠い背中を感じながら、勇気が出る本でした。一方で、若いリーダーの例に触れると。息子たち世代の働き方が広く楽しくなるように、、、という思いにもなりますね、田原さんと同じ目線・・・

個人的には、バルミューダ社長の対談に出てきた、同社初のヒット商品 扇風機グリーンファン3万7千円がほしい!リビングのエアコンで2F全体冷やしたいけど、ちょっと無理なこの暑さ。グリーンファンは自然界の疲れない風を再現してるのだそう。つまり

私たちが扇風機に当たっていて疲れると感じるのは渦巻の風だからなんです。・・・それに対して自然界の風がなぜ疲れないかというと、大きな面で押し寄せる風だからです。・・・内側の遅い風、外側の速い風、それぞれは渦巻の風なんですが、外側の風が引き込まれて、2種類の風が一点に集中します。集中することで、そこでぶつかりあって、渦成分が壊れるんですね。つまり、ある地点からは面で移動する風に生まれ変わるという訳です。

これで、和室でのパソコン作業も快適になるのでは!!!エアコンよりは断然安いし、とても欲しい!うーん悩む。

 


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