JR大阪駅ホームから見える馴染みの看板「大ぴちょんくん」。あの「大ぴちょんくん」に異変が…という7/27のダイキン工業のリリース。
「経験したことのない」「命に危険を及ぼすレベル」の暑い夏 熱帯夜の注意喚起に「大ぴちょんくん」がフル稼働中! 熱帯夜は睡眠中の脱水症や夜間熱中症に注意が必要です
https://www.atpress.ne.jp/news/162222
熱帯夜に溶ける大ぴちょんくん看板↑実際の写真…残念ながら、ちょっとわかりにくい。ということで、リリースにはイラストもちゃんと添付されています。
溶けてますね(笑)。この看板、ビルの上にどーんと乗っていて超巨大。空気まわりで、技術力あり&なんとなくおもろい感というダイキンの印象、大阪駅利用者は、毎日かなり刷り込まれているはずです。
ダイキンの企業サイトでは、このような「空気の活動」を含め、ニュースリリースがカテゴリー分けされています。他には、
- 経営戦略・事業展開
- 研究・技術開発
- CSR
- 組織・人事
- 決算・財務
- 各事業の製品カテゴリー別
など、どのカテゴリーでもリリースが途切れず、頻度高く発表され続けています。”「差別化」をキーワードに自己革新し続ける”という全社戦略に沿い、各事業部が新しいものを生み出し、それを発信していくサイクルがうまく回っていることが伺えます。
冷房シーズンが本格化する6月以降、毎週のように、興味深いリリースが発表されていて、表題リリースの2日前7/25には、NECと共同プロジェクトとして、
執務空間の知的生産性向上に効果的な温度刺激の与え方を実証
について発表があり、翌日7/26以降「眠気をさますオフィス」として、複数のメディアで好意的な記事が数多く出ています。
NECとダイキンが実証!猛暑でも眠気吹き飛ばす「温度刺激テク」今日から職場でできる(ビジネスインサイダー記事)
社員が眠そう→冷気で起こし、生産性UP ダイキンとNEC、オフィス用空調システム開発(ITmedia記事)
前週7/19には、
「室外機」の周辺環境を見直して省エネで快適な夏を過ごそう
と題して、冷房の効き目に影響する、室外機の効率的な使い方を啓蒙しています。これも、連日の猛暑で、熱中症対策の新たな切り口を探しているメディアに、ピタッとはまりそうな内容です。
昨年3月の大ぴちょんくん1周年のリリースも、毎日見てる「大ぴちょんくん」に、こんなにいろんな顔があったとは、と”へエ〜”な内容。
空気の看板「大ぴちょんくん」が誕生から1年
1年間の大阪の空気感を発表
「大ぴちょんくん」年間表示実績から見る大阪の空気感の分析や、看板表示全種紹介など(ついでに、生誕1周年記念「ぴちょんくんLINEスタンプ」第二弾も発売)。
「大ぴちょんくん」にこんなに種類があるとは、知らなかったですね〜
どのようなコミュニケーション戦略なんだろう、ということで、広告宣伝グループ長 片山義丈氏のインタビュー記事がありました。この方は、今年のadtech関西にもご登壇されており、非常にお話面白い!
経営者への信頼感、技術力、製品力、差別化のための考え抜く力、そして「ぶれずにやり続ける力」が出てきます。考え抜いて決めたらぶれない、難しいけどブランディングには欠くことができない要素だと思います。
第1部「デジタルマーケティングって本当のところ、どうですか?」
第2部「デジタルをブランディングにどう生かせるか?」
第3部「大事なのは継続するコミュニケーション」
(第3部最後に、「大ぴちょんくん」についても言及されてます)