「スシローは面白い!新しいことやってる!」という話を、最近、関西のマーケ職をリサーチしているとよく聞きます。客としては「待ち時間いらずのアプリが最高!」で「期間限定ネタが美味しい」のでご贔屓です。近所にはスシロー、くら寿司、かっぱ寿司とありますが、
売上高は
- スシロー 1,564億円(2017年9月決算)
- くら寿司 1,227億円(2017年10月決算)
- かっぱ寿司 787億円(2018年3月決算)
1位は断トツでスシロー、5年連続プラス成長とのこと。調子がいい企業は、リリースもきっと面白いはず、ということで、7/30発表の
「らしくない」
スシローのお洒落スイーツについてのニュースリリースをご紹介します!
POP UP CAFE『スシローカフェ部 表参道スイーツテラス』で ご好評いただいた大人気スイーツがついに全国のスシロー店舗に登場! 『あふれるこぼれる抹茶の和カロン』 280円(+税)
https://www.atpress.ne.jp/news/162434
表参道でPOP UP CAFEってネスレでもやってましたね。スシローの既存店舗ではおしゃれにはなりえませんし、インスタ世代狙いのPR戦術として、
フォトジェニックなリアルイベント✖SNSインフルエンサー
というのは、小規模イベントでも情報拡散がある程度見込める戦術ではあります。でも、このニュースの肝はなんといっても、
「スシロー」とスイーツ
が、異色な組み合わせだからこそ。
スシロー「寿司なし」表参道でカフェ 魅惑のスイーツに人気モデルも太鼓判
スシローカフェ部表参道スイーツテラス店
お越しいただきありがとうございました!急な告知でしたが沢山の人にお越しいただきました。
7月29日までやっておりますので
ぜひ行ってみてください!
本日はありがとうございました。
#スシローカフェ部#スシローカフェ部表参道#甘党男子 pic.twitter.com/XZYKBEbd4b— 甘党男子(公式アカウント) (@amatou_official) 2018年7月26日
このスシロー✖スイーツ、昨年秋に立ち上げた”社内横断型チーム「スシローカフェ部」”が主導し、次々と新メニューを投入しているそう。
3月にはイチゴをふんだんに使った「苺すぎるパフェ」を発売し、税別980円というスシロー商品内で最も高い価格帯ながらも好評。SNSでの投稿数も多い。
スイーツは、すしチェーンの課題であるアイドルタイム活用や、新しい利用者層へのアピールへの効果が期待されている。
スシローの水留社長は、原材料費と人材費の高騰という2大リスクに対応するため、とにかくスピード感のある経営をされています。「アイドルタイム稼働率向上」というのは、中期経営計画でも明言されており、スシローのカフェ化は戦略課題解決の柱ということです。
POP UP CAFEのような手法は、”インスタ映え空間”を容易に作れますが、この手のプロモーションは、既存店に行くと、PR写真のイメージの片鱗もなく、逆にがっかりしてしまうことがあります。
アイドルタイムのカフェ利用が、忙しいスシローの各店舗で本当に歓迎されるのか、スシローでお茶しながらブログ書いても大丈夫!な雰囲気なのか、PR戦略と実店舗のオペレーションのかみ合いかたも、ユーザーエクスペリエンスとして、とても重要ですので、今度、ご近所店舗の平日午後ににお邪魔してみようかな、と思っております。